ハリネズミを飼育したい場合、大まかに3つの入手方法があります。そのうちの一つが里親になることです。このページでは里親元からハリネズミを譲り受けるあたってのメリット・デメリットを記載しています。
里親とは
一般的には「何かしらの事情で手放す必要がある人の代わりに育てる」事です。里親とはこれから育てる側になる人のことを指します。人でも里親システムがありますが、動物も同様に里親が活用されています。
哺乳類を無許可で金銭取引することは違法であるため無償です。もしろ「育ててもらうのだから使用していたグッズを差し上げる」という場合もあります。もし金銭を要求してくる場合があれば違法ですので里親にならないようにしましょう。運搬してもらった場合には謝礼としていくらか包むのは良いでしょう。しかし普通は里親になってあげるという立場です。
里親になるメリット・デメリット
メリット
最大のメリットは「性格や健康状態がわかる」という点です。産まれたての場合もありますが、中にはある程度育っている個体もいます。その場合は飼い主が色々と把握しているためハリネズミの状態を詳細に知ることができます。産まれたての場合は親の病気などを聞くことで先天的な疾患が将来的に出やすいか解ることもあります。
場合によっては飼育していたグッズを譲り受けられることも大きなメリットです。初期費用にそれなりのお金がかかるため、すでに慣れ親しんだケージなどをもらうことでスムーズに飼育を開始できます。
グッズだけでなくハリネズミそのものに費用がかからないで飼育開始のハードルが下がります。ただし、安いから里親を選ぶという安易な考えはやめた方が良いです。生き物を預かることになるので覚悟を持って里親になりましょう。
もし繁殖するための個体を探している場合は里親が活用できると思います。
デメリット
最大のデメリットは「里親募集が少ない」ことです。全国的に探してもかなり限られます。ハリネズミはストレスの溜まりやすい生き物で長距離移動が苦手です。そのため、近場で選ぶ必要があるのですが、近場でハリネズミの里親募集と出会うのは運の要素が大きいです。。
元々育てていた人は獣医でもブリーダーでもない普通の人ですので飼育環境が万全だったとは限りません。ハリネズミのケージ周辺の環境もわからないので性格や病気に対する不安はでてきます。この辺りは募集要項に書いてあるハリネズミの状態を信用するしかありません。場合によっては見学させてもらえる可能性がありますが、里親を探す人は時間敵余裕がない場合があるので難しいかもしれません。
ハリネズミは繊細な生き物ですので、過ごす環境が変わるとストレスを感じ病気になりやすくなります。そのため元の飼い主が育てていた環境をそのまま引続ぐ必要がある場合があります。環境を改善することは可能ですが、違う飼い方に変えることはリスクが高くなります。少なくとも里親に馴れるまでの間は大きな飼育改変はできないでしょう。
里親募集を探すなら
もっとも簡単なのがSNSで見つけることです。メジャーなSNSであればTwitter、Instagram、Facebookがあります。特にTwitterが探しやすいかもしれません。
その他にはペット専用の里親募集のサイトがあるので活用してみましょう。いくつかのサイトへのリンクを紹介します。
上記以外に地域専用の募集サイトがあったりします。