ハリネズミはケージ内の至るところに糞尿をするのでだんだん汚れていきます。個体によってはトイレトレーニングが可能だったり、決まった場所でするのですが、それでも構わず上を通過するのでやっぱり汚れます。
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ハリネズミにお風呂は必要なのか?
絶対に必要ではありません。お風呂はハリネズミにとってストレスの原因になります。気弱な個体だとお風呂に入れると下痢になったり緑色のウンチをします。
ハリネズミの故郷は乾燥地帯です。しかし、ここは日本。日本は多湿でカビが生えやすく、ダニにとっても過ごしやすい環境です。ハリネズミのお腹や足は糞や食べかすが付いて汚れています。そのままにしていると不衛生で皮膚病などの原因にもなります。つまりハリネズミの病気に気をつけるのであればお風呂に入れたほうが良いです。
お風呂は暖かい時期に入れる
気温の差に弱いのでなるべく春〜夏の間にお風呂に入れてあげましょう。寒い時期だと風をひいてしまう場合があります。
お風呂は頻繁に入れなくて大丈夫です。普段の掃除をきちんとしていれば本人たちも毛づくろいをしているので意外と綺麗です。それでも半年、または年に1回はお風呂をオススメします。暖かくなり始めた5月前後がちょうど良い気候だと思います。
お風呂の入れ方
お風呂に入れる場合、洗剤は必要ありません。基本的にお湯で流してブラッシングするだけです。
- お湯の温度を37℃辺り(ぬるいお風呂くらい)に調整
- 洗面台の排水溝へ蓋をして、ハリネズミのお腹が浸かるくらい(3cmくらい。指先くらいの深さ)のお湯をためる
- ハリネズミが足を滑らせて驚く事があるので小さなマットがあれば敷く。ホームセンターにペラペラのゴムマットを売っています
- お湯を手ですくってハリネズミの背中にかける
- 柔らかいブラシで背中の針を軽くブラッシングする
- 可能ならお腹あたりを軽くもむ
- お湯が汚れたら入れ直す
- 終わったらタオルでお腹周りを拭く
- ビックリしないように弱めのドライヤーで遠目から温風をかけて程々に乾かす
顔周辺や頭辺りへはお湯をかけないようにしましょう。
また、お風呂のお湯は深くしないようにして下さい。深いとハリネズミは泳ぎますが、必死になっているだけです。泳ぐことが好きなわけではないので注意して下さい。