ハリネズミの触り方と持ち方

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ハリネズミの愛らしい姿を見ていると触りたくなったり、針ってどんなものだろうと撫でたくなることでしょう。しかしハリネズミ達は非常に臆病で触られることを嫌う個体が多いのです。

1番重要なのはハリネズミにストレスを与えない事。そして、針の痛さにビックリして落としたりしないことも重要です。

SNSでおとなしくて可愛いハリネズミを見て興味をもった、そこのあなた!
あれはレア中のレアな個体です

フシュっ!!

目次

初めに注意

急に触らない

絶対に守って欲しいルール。それは急に触らないことです。ハリネズミに気づかれていない状態で触れると人馴れしている個体でもビックリして針を立てます。

触ったり持ち上げたりする前に必ずハリネズミの前に立って挨拶して下さい。鼻を向けてスンスンしていればこちらを認識しています。

人馴れしているかで難易度が大きく変わる

人馴れしているかでかなり対応が変わってきます。とても人懐っこい個体の場合は気をつけなくても口周りを撫でたりできますが、気性が荒い仔は目の前にいるだけで針を立て一切触れません。

人馴れしていても過剰に触るのは控えましょう。信頼関係にもよりますが、徐々に嫌われる場合があります。
※人工飼育でお乳を上げて親代わりをしていたら全く事情が異なります

人に育てられたハリネズミが産んだ仔が人慣れしやすいのか気になるかともいるかもしれませんね。答えは「確率は高い」です。2世代目と3世代目を育てた経験がありますが、2世代目には1匹だけ少し人懐っこい仔がいました。3世代目には自分から擦り寄ってくる仔が1匹だけです。あとは警戒心がとても強い仔ばかりでした。

兄弟でもまったく性格が異なります!

擦り寄ってくるハリネズミの仔は形容し難いほど可愛いです

ハリネズミを撫でる

実は撫でるのが一番難易度が高いかもしれません。撫でるためにはハリネズミに信頼されている必要があるのです。信頼関係があったとしても気性が荒い仔は撫でることができない場合があります。威嚇している時は触れないので落ち着くまでしばらく目の前で待ちましょう。

落ち着いているのが見て取れたら、ハリネズミの顔の前からゆっくり手を出します。ちゃんとハリネズミの見える範囲、匂える範囲から手を出すことでビックリさせないようにするためです。驚いた様子がなければ背中辺りを撫でてみましょう。

ビックリしたらしばらく触らない

人馴れさせようと何度も触っていると嫌われる可能性があります。針を立てられたらその日は触らないようにしましょう。数年かけるくらいの気持ちで少しづつ仲良くなるのです。

諦めることも重要です…6年人馴れしない個体もいました

頭は難易度が高い

背中を触れても頭は嫌がる仔がいます。その際は無理に触らないほうが良いでしょう。人馴れしているとオデコを指先でカリカリできます。口周りを撫でても怒らない個体もいます。ハリネズミは頭の針も突き出せるため怪我をしないように注意しましょう。

機敏な頭突きをしてきます

何故かお尻は大丈夫

気性の荒い仔も何故かお尻は大丈夫だったりします。感覚が鈍いのでしょうか?気性が荒くて触れない場合はお尻(尻尾あたり)を触ってみてください。ツンツンすることで掃除の時などに場所を移動させたりもできます。逃げるような感じですのであまりしつこく触らないように気をつけましょう。

ハリネズミの持ち方

掃除の時などに必ずハリネズミを持ち上げる機会があるので方法をしっかり覚えておきましょう。

ハリネズミを持ち上げる場合は大きく3つのパターンがあります。

  • 手のひらに乗せる
  • お腹を両手で支える
  • 首をつまむ

なお、触る場合と同様に死角から急に持ち上げようとしないで下さい。必ずハリネズミに認識されてから持ち上げましょう。また立った状態での抱っこは落下した際に怪我をするのでなるべく座るか腰より低い高さで抱きかかえましょう。

手のひらに乗せる

一瞬なら我慢できます

気性が荒く丸まってしまう仔でも手のひらに乗せるのは簡単です。ようはボールのように乗せるだけですから。逆に、丸まってしまう個体は手に平に乗せるしか無いとも言えます。

この方法を取る場合は革手や布生地が必要です。個体によっては針がそこまで痛くない場合がありますが、気性の荒い仔だと手のひらの上で跳ねる場合があるので馴れるまでは手袋および布生地で手を防御したほうが良いです。

手のひらに乗せる場合は水をすくうように下から両手で持ち上げます。布生地が難しい場合は革手を付けて持ち上げましょう。

しばらく抱えているともぞもぞと丸まりを解除することもあります。その時にビックリすると反動で落としてしまう可能性があるので注意が必要です。

大きな栗みたい・・・

お腹を手で支える

ハリネズミのお腹に手を差し込んで持ち上げます。難易度が高く感じるかもしれませんが実は一番簡単かもしれません。その理由は、人馴れしていなくてもなぜかお腹は怒らない場合があるから。不思議なことに我が家の近づくだけで威嚇する仔でもお腹持ちは受け入れることが多かったです。もちろん丸まっている状態の時はお腹を触れないので、一旦警戒を解いてもらってからお腹を支えることになります。

人馴れしている個体の場合は、お腹を支えた状態で横腹の皮をビロ~ンと伸ばしたりもできます。

ハリネズミの針はザラザラした感触ですが、お腹を直に触るとすごく気持ちいいんですよね。馴れると片手でちょちょいと移動させることが可能になります。

ただし、油断していると手の上で丸まって指が巻き込まれます!

首をつまむ

写真を撮る余裕がないのでイメージ

ハリネズミは哺乳類で、犬猫のように母親が子供の首根っこを噛んで移動します。そのため首根っこはある程度触ることを許容してくれることが多いです。哺乳類は本能的に首ねっこを摘まれると静かにするらしいですね。つまむと大福のように伸びます。

頭と胴がそのままつながっているのでつまむ場所が解りにくいかもしれませんが、実際につまんでみると良く伸びる場所があるので何度かトライしてみましょう。

軽く丸まっている状態でもつまむことができますが過信は禁物です。手のひらで持つよりも不安定なので落下させる危険性が高いです。高所でつまむのは避けましょう。

人馴れしているとつまみやすいですが、逆に慣れているがゆえに元気に動く場合があります。その際は落とさないようにすぐに下ろして下さい。

首根っこはなんとも言えない触感です
ジャリジャリします

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