ハリネズミ飼育にかかる手間

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ハリネズミを家へ迎い入れた日から飼育が始まります。実際にハリネズミを飼うとどれくらいの手間がかかるのか?我が家で一日にどれくらいハリネズミ飼育に手間をかけているかをご紹介します。

目次

基本的に眺めるだけ

ケージの中にサイレントホイールを入れているのであえて外に出したり散歩へ連れていったりなどはしていません。基本的にケージの中にずっと籠もらせています。そもそも人間が普段起きている時間帯にハリネズミはほとんど寝て過ごしています。下手をすると起きている姿を目にしない日々が続くこともあります。

飼い始めのうちは一日に30分ほどコミュニケーションタイムを設けていましたが何年も過ごすとそれほど干渉しなくなりました。

ガサゴソとしている時は「今日も元気だな」と思うくらいで、適度に健康状態を確認するくらいです。

一日に一回だけ掃除と食事

22時〜0時の間に就寝することが多いのですが、その頃にハリネズミが活発になり始めます。寝る前にケージ内を掃除し、餌を与えて就寝するのが日課になっています。

掃除と餌やりは必ず毎日やる必要があります。

掃除にかかる時間

綺麗にしてしまうとハリネズミへストレスがかかってしまうので、基本的にウンコとオシッコが酷い箇所だけスコップですくってビニール袋に入れて捨てています。すくった分だけ床材を補充する感じです。これは5分もかかりません。

水と餌やりにかかる時間

専用のフードをスプーンで2〜3杯皿に盛って与えるだけです。水もボトル式なので入れ替えるだけ。これも5分とかかりません。

ふやかすタイプのフードの場合は、ふやかす時間がかかりますがそれも数分待つだけです。

一日10分の飼育時間

極論として一日に10分時間を割けばハリネズミの飼育が可能です。

不定期に行う飼育

一日に10分の飼育で済むとは言え年中そうなわけではありません。

健康チェック

これは毎日ちゃんと観察していれば大きな病気などを早期発見できます。特に目の怪我から重症化することが多くよくよく観察する必要がります。その他にもケージのせいで指を骨折したり、爪が伸び切って割れてしまったりなどのチェックも必要です。ハリネズミは腫瘍ができやすい動物でもあるので、体のどこかが膨らんでいないか気に掛ける必要もあります。

気温の維持

ハリネズミを飼育するうえで最も大変なことが適温を保つことです。ハリネズミは寒いと冬眠(低体温症)し、暑すぎると夏眠します。理想の温度は26度となっており、これは人間も快適に過ごせる温度でもあります。

基本的に年中エアコンをつけっぱなしにすることでこの問題は解決します。このことで電気代が増えますが、月8000円程度エアコン代がかかることになります。

ケージの清掃

時間が経つにつれケージへ床材や糞尿の汚れが蓄積して行きます。タイミングは自由ですが、汚れがひどくなったなと感じたらこそぎ落としたり丸洗いをして綺麗にします。

丸洗いの際は汚れている床材を1/3〜2/3程度ビニール袋にでも取っておいて、清掃が完了したら戻します。こうすることでハリネズミの臭いが残るのでストレスがたまりにくくなります。

部屋や外の散歩

基本的にこもる動物なので散歩の必要はありません。しかし、運動の面を考えても部屋に解き放つのは有効です。部屋の中に放つ際は、適度に壁で囲ったり、危険な配線類を排除する必要があります。

外への散歩はダニ付着のリスクもあるのであえて連れて行く必要はないでしょう。何度か外へ連れて行ったことがありますが、飼い主から離れようとしません。どうも怖がってしまうようです。足の周りをぐるぐるしたり、バッグや入れてきた箱に戻って寝始めます…。

コミュニケーション

抱きかかえたり撫でたりお腹マッサージをしたりいくつかのコミュニケーションが可能です。しかしハリネズミの性格で接し方が変わってくるので全てのハリネズミがコミュニケーションを取れるとは限りません。最大で8匹一緒に暮らしたことがありますが、そのうち触れる個体は4匹でした。

そもそも人馴れしている個体であってもストレスの溜まりやすい生き物なので高頻度のコミュニケーションは避けたほうが無難です。

おやつをあげる

コミュニケーションのひとつでもあります。基本的に毎日同じ専用フードを与える生活で良いのですが、適度に虫などの好物を与えると非常に喜んで食べます。

与えるものによりますが、生きたコオロギなどを与える場合は足をもぐ必要があったりと少々手間がかかる場合があります。

虫以外にもピンクマウス(ネズミの赤ちゃん)やチーズなど色々な好物があります。

最後に

ハリネズミの飼育は他の生き物に比べると非常に楽です。飼育の感覚としてはアクアリウムに近いと思います。水換えが必要なアクアリウムに比べるともっと楽かもしれません。

飼育は楽ですが、楽だからこそ手を抜いてしまう場合があります。家へ迎い入れたら掃除・餌やりを毎日する必要があることを忘れないで下さい。

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