ハリネズミを初めて家に連れてきた時の注意

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当サイトの様々なページでお伝えしていますが、ハリネズミは非常に臆病でストレスに弱い生き物です。ショップやブリーダーの元などで慣れ親しんだ匂いから離れ、新たな環境になることはハリネズミにとって非常にストレスが溜まる行為です。

ショップやブリーダーの元から連れ帰ったら細心の注意を払わないといけません。

目次

元の環境にある匂いを持ち帰る

これは簡単かつ重要なことです。元々居た場所の床材を一緒に持ち帰らせてもらいましょう。ハリネズミに理解のあるショップやブリーダーさんなら提案してくると思います。床材はウンチで汚れていても構いません。むしろウンチが付いていたほうが良いです。臭いかもしれませんが耐えて下さい。ハリネズミにとって慣れ親しんだ匂いは非常に重要です。

今後、飼育するにあたってもケージ内の掃除は5割程度綺麗にするだけ…と匂いに関しては徹底して残していく事になります。

もらった床材は新居に一緒に入れてあげましょう

家に着いたらやること

まずはハリネズミの指定位置に連れ帰った移動用ケースごと置きます。もし専用のケージを準備していても移動用ケースから出さないでそのまま置きます。静かな部屋に置いたりなどはしなくて大丈夫です。これからずっと過ごすであろう場所に初めから置いて馴れさせます。

指定位置に移動用ケースを置いたら餌と水を少し上げて放置しましょう。その際、なるべく暗くなるようにしてあげて下さい。移動用ケースをダンボールなどで囲ってしまうのも良いです。

1〜2時間経って落ち着いてそうならケースからケージへ放つ

ガサゴソ動いていたら外が気になって興味が出ている頃です。静かなら、もしかすると寝ているかもしれませんね。1〜2時間もすれば気持ちも落ち着いているはずですので移動用ケースから出してあげましょう。

移動用ケースから出すとき、一緒に元いた場所の古い床材も一緒に出します。ケージの中が汚れるかもしれませんが、むしろ汚して下さい。ハリネズミの匂いをつけて安心させてあげましょう。

もし移動用ケースが上蓋を外すタイプであれば、ケージに上蓋を外した状態で放置するのも良いと思います。移動用ケースから出したい場合は、必ずハリネズミが隠れられる小箱を与えてあげましょう。

初日は触らず、極力静かに

とにかく新たな環境にまず馴れてくれるように、初日はハリネズミに関わらないで下さい。非常に人懐っこい場合がありますが、多くのハリネズミがフシュフシュ怒って威嚇してきます。せっかく念願のハリネズミと一緒に暮らせて嬉しいと思いますが、嫌われないためにも放置しましょう。もしかすると始めのトラウマで今後懐いてくれないかもしれません。

人が移動する気配でも警戒するので初日はなるべく物音を立てずに静かに過ごして下さい。特に固いものがブツかる高い音は控えましょう。

時間をかけて仲良くなる

2日目から掃除や餌やりの飼育が始まりますが、とても重要な事があります。それはハリネズミの性格に合わせてコミュニケーションを取るということ。

初めは人馴れしておらず威嚇ばかりしてくると思います。しばらくの間は掃除と餌やりだけがコミュニケーションになり、眺めるだけの生活になると思います。しかし時間が経てば人馴れする個体であれば徐々に近づいてくるようになるでしょう。人馴れしやすい個体であるほど仲良くなる時間は短いです。

赤ちゃんの時からスリスリしてくる人馴れする個体もいます。しかし人に育てられて3世代目なのでショップには居ないと思います。

そして覚悟しておかないといけないことがあります。それは「人馴れしない個体もいる」ということです。4年以上一緒に暮らせばある程度馴れてくる場合もありますが、気性が荒い子はずっと人馴れしません。

2世代目の4匹中1匹は最後まで気を許してくれませんでした…

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