ハリネズミの針の痛さ

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ハリネズミのその愛くるしい姿に心を奪われて飼育したい!とお思いの方もいると思います。しかし、ハリネズミは針という凶器を持っていることを受け入れなければなりません。その可愛さの一つでもある針!実際のところどれくらいの痛さを想像しているでしょうか?

ハリネズミの針は見た目通りの痛さです。対して痛くないだろうと思っていたら大間違い。外敵から守れるだけの強烈さがあります。

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ハリネズミの針ってなに?

ハリネズミの針は後頭部、横腹、お尻にかけて生えており、本人の意志で自由に寝かせたり立たせたりできます。落ち着いている時は針が寝ているため撫でることも可能です。

彼らはこの針を使って外的から身を守ります。その防御力はかなり強固で滅多なことでは食べられるまでに至りません。しかし、彼らの針は外敵から身を守るものなので敵を攻撃する用途に使うわけではないため逃げに徹します。強気な性格の子であれば針を立てて体当たりをしてきますが、相手の生命を奪うことまではできません。

針は生え変わる

ハリネズミの針は約5,000本程度生えており体重の約35%もあると言われています。爪と同じくタンパク質でできており、毛とは異なる形状でとても軽く竹のような中身になっています。針をよく見てみると若干透けているのも確認できます。

1本の針の寿命は長くて18ヶ月と言われており、毛と同じように生え変わるようになっています。引っ張っても簡単には抜けず、毛を立てる時は針の毛穴にあたる筋肉を使って針を立てて外敵から身を守ります。

産まれた瞬間から針が生える

母親から産まれた瞬間はツルッとしたピンクマウスです。しかし産まれてから数分もするとみるみるうちに皮下にある針が生えてきます。2時間もすれば完全に伸びきってしまうほどです。これは実際に経験するととても不思議な光景です。見た目は子供の頃に遊んだ引っ付き虫(オモナミ)にそっくり。

ハリネズミの針の痛さ

針はそこまで硬くはないのですが非常に剛性があります。針の中は竹のような空洞がいくつか連なっており軽量かつ頑丈です。素材的には魚の骨のような感触になっています。針一本一本の太さは爪楊枝より少し細いくらいです。針の先はかなり尖っています。

では実際に触ってみるとどれほどの痛みかと言いますと「でっかい栗を持った感じ」です。見た目も栗っぽいですがさわり心地もほぼ栗です。栗よりは針が太いぶん痛みが少ないですが、完全に針を立てたハリネズミを素手で持つのは至難の業です。針一本そのものは大型のサボテンの針に見た目と痛さが非常に似ています。

針の本数が多いので持ち方に慣れれば針の先端の圧力を分散できるようになるので素手で持てるようになりますが、彼らは飛び跳ねるように蠢きます。その場合は素手で持つことは不可能になります。

性格が人懐っこいハリネズミの場合は首根っこをつまんで持ち上げたり、お腹に手を差し込んで抱えられますが気性の荒い子は革手袋や布などを巻いて抱く必要がでてきます。※タオルは貫通するので痛いです

しかもハリネズミの針にはちょっとした毒?のようなものが付着しています。手に刺さるとどうなるか…「ちょこっと痒く」なります。地味に気になる程度の痒さです。カミソリ負けのようなものかもしれませんが、特に深く刺さらなかった場合でも痒くなる場合があるのでアレルギー的な要素も含んでいるかもしれません。かゆみの原因は今の所不明です。今後研究がされれば解明されるかも?

完全に個人の見解になりますが針先に塗られたツバやら雑菌が人肌に触れてアレルギー反応を起こすのだと思います。

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