ハリネズミの飼育で大変なこと

ハリネズミは飼育が楽な部類の小動物です。しかしハリネズミはネズミと付いているだけあってハムスター的な大きさを想像するかもしれませんが、意外と大きな小動物です。そのサイズ的な問題もあって大変な部分もあります。

今回はハリネズミを飼育する上で大変だと感じる事をご紹介。

【1位】飼育スペースを取る

ハリネズミのサイズはほぼソフトボールサイズです。ネズミと呼ぶには大きすぎます(実際にネズミではありません)。狭いところが好きなハリネズミですが飼育ケージはある程度の大きさを必要とします。

理想のケージサイズは横90cm×奥50cm×縦50cmくらいです。ある程度は小さくても良いのですが、余裕のあるケージであればサイレントホイールや寝所を設置してあげることができます。中にサイレントホイールを入れない場合はもう少し小さくても構いませんが、それでも縦横奥50cmはないと温度管理が難しくなってきます。

大きさが解りにくい場合はコンビニの電子レンジを思い浮かべて下さい。部屋の中に置くとなると結構悩みませんか?我が家の場合は6匹居たので非常に悩みました。最終的には木材でオリジナルケージを作って積み重ねていましたが、4年ほどは衣装ケースを切ったり穴開けたりと改造してケージ代わりにし、部屋の隅に積み重ねて飼育していました。

6匹がもぞもぞ動く巨大な壁は深夜になると非常にうるさいものでした。

【2位】温度管理が大変

ハリネズミは極度に寒かったり、極度に暑かったりすると冬眠・夏眠を行います。冬眠は本来できない(ヨツユビは)生き物なので仮死状態に近い状態になるので大変危険です。適温は24℃〜29℃の間なのですが季節の変わり目などで調整しづらい時期があります。その温度も家の中ではなく、ケージの中が適温である必要があるので設置場所なども気をつける必要があります。

数字を細かく管理するのは難しいですが、基本的には人がTシャツ1枚でも過ごしやすい温度を維持していれば問題ないです。

ハリネズミを飼育する場合はエアコンが必須になります。冬は温めることが簡単ですが、夏場に室温を下げるのは限界があるからです。夏場は1日中エアコンをつけっぱなしにしなければなりません。逆に言えば、年中エアコンをつけっぱなしにすれば温度管理は簡単です。真冬にエアコンをフル稼働して大体5000〜8000円程度の電気代が予想されます。春や秋はエアコンいらずの期間があるので多少は電気代を抑えられます。

エアコンを毛嫌いしている人はハリネズミを飼うことは諦めたほうが良いかもしれません。

【3位】ウンチ&オシッコの処理と臭い

ハリネズミはソフトボールほどのサイズで、自身の1/3ほどの量の餌を食べます。つまりウンコとオシッコも結構な量をします。6匹ものハリネズミが居たので毎日コンビニビニール袋が一杯になるくらい床材を処分していました。掃除自体は日に1回なのでそれほど手間ではありません。

冬場はまだ良いのですが夏場の臭いは結構キツイものがあります。飼育環境でだいぶ変わってきますが、木くずの床材を使用していたので糞尿と混ざって肥やしのように発酵します。そうなると日に何度もウンチだけ拾うのですがそれでも追いつかないくらいです。

発酵してしまう場合はケージ内の換気を良くしてあげ、糞尿がなるべく乾燥する環境にしてあげればある程度軽減されます。しかし、複数ケージを積み重ねていたりすると難しい場合もあるので色々工夫しないとダメです。

糞尿の臭いは普通にクサイです。発酵するとアンモニア臭で目に染みます。

【4位】床材の補充

日に1回の掃除とは言え、その1回で結構な量の床材を使用します。圧縮された木くずは意外と量が入っているのですが、リター系のものは見た目通りの量なので毎日ものすごい量で消費します。

ハリネズミに合った床材が通販で売ってあればまだ補充しやすいのですが、我が家の場合はホームセンターに売っている猫用のものが一番だったので、かなり頻繁に買い出しに行く必要がありました。ストックを買っても良いのですが結構場所を取ります。サイズ的にはお米10kgくらいはあるので、ストックするとしても3袋くらいが限界です。

我が家は運良く安価な床材で大丈夫でしたが、中にはハリネズミ専用のリター系が必要な人もいると思います。その場合は結構なお金も必要になってきます。ケージ一杯に敷き詰めるには1500円のリターが2袋必要だったりしますね。

まずは木くず、ペットシート辺りを試して、猫のおからや紙系のリター。それからハリネズミ専用のリターやチップを試すのが良いと思います。

【5位】健康維持

ハリネズミは病気になりやすいです。しょっちゅうふらつきますし、腫瘍もできやすいです。将来的にほぼ確実に白内障になるし、歯も抜けていきます。ちょっとした引っ掛かりで足の指を骨折し、糸が絡まれば足を噛み切ります。

怪我はしっかり環境管理をしていれば回避できますが、先天的な疾患だったり遺伝的になりやすい病気は回避が難しいです。腫瘍が代表的な命に関わる病気ですが、腫瘍ができたら寿命が近いなと覚悟することになります。

問題なのは病気になった時にどうやって生命活動を維持させるかです。ハリネズミの性質的に丸まってうまく介護ができないことが多いため栄養と清潔さに充填を置くことになります。食が細くなった時はどうやって少しでも多くの栄養を取らせるか飼い主のアイディアも重要になってきます。

動物病院へ行くのかも熟考する必要があります。まず高額な治療費をどうするのか。そして、病院に行くこと自体がストレスになって症状を悪化させるリスクが出たり、手術する場合は全身麻酔でそのまま死んでしまう可能性も出てくること。

ハリネズミの健康のため、自身の考え方にある程度のボーダーを設定する機会がいずれ訪れます。

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